つい思うこと

今までいろんな御施主さんとつきあって、いろんな現場を見てきました。
そんな中でついブチブチと心の中で思ってしまうことを書いてみました。
これを読んで、設計屋に頼むのは辞めようななんて思わないでね。


<御施主さま 編>

■なんでも「お任せします」と言う人

これが一番くせ者です。

何を聞いても「私は素人で何もわからないからお任せします」と謙遜(?)する人がいます。

きっとあれこれ言うとプロにバカにされると思ってしまうんでしょうか?

その言葉を信じて設計してしまうと後でえらい目に遭います。

家が立ち上がってくる頃にはようやく言いたいことが言えるようにな関係になってきて、

お任せした結果が実際の現実となって目に見えてくると、

初めて「実は、こういう部屋にしたい」とか、「実はこの色は嫌い」とか言い出すのです。

「おいおい、今更なに言いだすんだよ!」

もちろん精一杯その段階での変更に努力しますよ。

「お任せ」の人には、その人の希望や好みを推察する推理力も必要になってくるのです。



■自分の生活スタイルを認識していない人


家の中には何も置きたくないという人がいます。

でも、今住んでいる家の中はぐちゃぐちゃの人

広くてぴかぴかで真っ白なキッチンを希望する方もいます。

でも、使っている台所が汚れっぱなしの人

大きな吹き抜けに電球のいっぱいついたシャンデリアを希望する人もいます。

でも、今住んでいるそこの蛍光灯が切れている人

人間の生活スタイルって、そう簡単には変えられないんですよ。

日常生活というのは無意識に行動しているので

何10年も続けてきた行動パターンが家が新しくなったからってそう感には変わんないんですよね。

しかし、そういう人に「そりゃあ無理だよ!」とは言えません。

いかに希望の住まい方に近づけてあげられるか頭を悩ますのです。



■設計者を信頼していない人


「何か頼むとすぐに一番高い物を薦めるから」

「何を言っても聞いてくれないしー」

「設計料こんなに払ってるんだから、これくらいサービスしてよ」

すぐそういう言い方をする御施主さんがいます。

「だったら、うちに頼むなよ!」

と言いたいのをぐっと我慢して「そんなことないですよ、何でもおっしゃって下さいね」とは言いますよ。

そう思わせてしまった設計業界が悪いのですが

はなからそういう考え方をしている人とは信頼関係は築けないです。


<職人 編>

■いまだに建築は男の職場だと信じている人

居るんです、こういう人。

設計者って現場ではどうしても指示する事が多いのですが、

女にあれこれ言われるのが気に入らないんですね。

「おねーちゃんがやれって言ってるからしょうがねえよな」とか言うならまだしも、

返事もしないヤツ!

歳を重ねる毎に図々しくなって何言われても平気な顔して

「じゃ、よろしくね〜」って言えるようになりましたけどね。

「おまえら、指示通りやっとかないとやり直しだからね!」